■初参加のPassoport to Dry Creek Valley、地域ぐるみの宴会のようでした・・・。
アオキ では、2日目に参加したPassport to Dry Creek Valleyについてお話を伺いたいと思います。初めての参加でしたが、ズバリいかがでしたか?
Mr.X 正直、驚きましたね。我々は閑散とした時期のDry Creek Valleyしか知らないので、人も車も多くてびっくりしました。イベントの規模が大きかったですね。エリア全体がちょっとした田舎のお祭り状態で。特にA.Rafanelliの行列の長さは強烈でした。
アオキ 私はもう諦めようとしてました(汗)。でも、A.Rafanelliは普段アポとりにくいワイナリーですからね。周りのゲストたちもこの日を逃すまい的に気合い入れて並んでたし・・・。後ろに並んだ奥様の口癖”Awesome!"がしばらく頭から離れませんでした(笑)。
Mr.X 連発してましたよね。それにしても暑くてへたりそうな頃に、ちょうどオーナーがワインをふるまってくれて。確かイベントの歴史が長いんですよね。慣れた感じでホスティングしてくれて感心しました。
アオキ そうですね。イベントは1990年からだそうですから、V2Vに比べると経験値がものすごく高いですよね。参加している人たちの年齢やキャラクター等々幅広くて、知名度&人気が高いイベントなんだなーと気づかされました。
Mr.X 各ワイナリーでテーマを決めて、バンド演奏やコスチュームやら(笑)。地域ぐるみ宴会のようでしたね。
■「ジンファンデルで有名なDry Creek Valley」と言えなくなるのでは?
アオキ さて、肝心のDry Creek Valleyのワインはいかがでしたか?このエリアのワイナリー巡りは、2010年に実施した第3回ナパ・ソノマ飲み合宿以来、約3年ぶりでしが・・・。
Mr.X 全体的に、味の厚みが感じられず、「あれ?こんな感じだった?」というのが正直なところです。3日目に訪問したDry Creek VineyardsやPedronchelliも同様ですね。特にこのエリアの代表ジンファンデルのボリューミーさが物足りなかった感はあります。
アオキ うぅーん(泣)。さすがにV2Vの翌日で、分が悪かったのでしょうか(泣)。でも、Mazzoccoで頂いた2013ヴィンテージのジンファンデルのバレルテイスティングは良かったのではありませんか?もう、このまま瓶詰めしてください!ってくらいのお味だったかと・・・。
Mr.X そうですね。あのMazzoccoのできたてジンファンデルは、日本酒でいう新酒のようで、はつらつとして非常に良かったですね。それから非常に小規模なワイナリーでしたがGOPFRICHも印象的でした。
アオキ オーク樽が野ざらしでしたよね。
Mr.X 「温度管理大丈夫か?」と心配しましたが、さすがドイツ系ワイナリー。しっかりした仕事で、こちらの赤はどれも秀逸でした。ただ、Dry Creek Valleyの代名詞であるジンファンデルに関しては心配ですね。シラーに押されている感じがしました。いずれにせよ、我々は今回1日しか参加できなかったので、いずれフル参加でもっと多くテイスティングしてみたいですね。
アオキ えっと・・・。イベント参加ワイナリーが約70軒ですので、全軒制覇となるとフル参加であと4回くらい参加しないと・・・(汗)。
Mr.X がんばりましょう!