リースリングに関する私的メモ

カリフォルニアにおけるリースリングについてまとめてみました。


リースリングと言えばドイツですが、カリフォルニアでもドイツ系の移民によって栽培が始まったそうです。

 

冷涼地を好むリースリング、カリフォルニアにおいては様々な名前を持っていて、White Riesling, Johannesburg Riesling, Dry Riesling, Off Dry Riesling , さらにかつてはWente Brothers Grey Rieslingなどなど・・・。それにLate harvest Rieslingみたいなものもあります。

 

カリフォルニアでは60年~70年代に一時的なブームが起こったそうですが、92年以降栽培量が激減(泣)。もうすっかりChardonneやSauvignon Blancの陰に隠れた存在となっていたようです。

 

ところが、これまたどういうわけか2000年以降栽培量が急増。 2000年に1,510acresだったカリフォルニアにおける栽培面積が、2010年には3,831acresまでに拡大しました。

 

最大の生産地はモントレーで、6割強を占める2,352acres(2010)。ちなみに、われらが愛するナパは140acre(2010)でわずか4%しかありませんでした(泣)。でも!東京ディズニーランドと同じくらいの面積はあります! ちなみに、我々のナパ・ソノマ飲み合宿でもTastingできたのは、今のところわずか5軒。Chateau St.Jean(2007年末訪問)、Ch.Montelena(2010GW訪問)、Gyser Peak(2009GW訪問)、The Terraces(2010年末)、そしてSmith-Madrone(2012GW訪問)。この他、Trefethenのリースリングもかなり良いらしいです。



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リースリングは、大きく2つの特徴に分けることができるそうです。

 

1つは、辛口で酸味と柑橘系でキリッとした仕上がりのDry Riesling、もう1つは、やや甘口でフルーティーな仕上りのOff Dry Riesling。 リースリングと言っても、造り方により甘さの幅が広いワインでもあるので、" When ordering a Riesling in a restaurant, always ask about the sweetness of the wine."との意見もあります(汗)。

 

思い返してみると、ナパやソノマのBigでBoldなワインを飲む前は、リースリングのような軽めで甘めでフルーティーなワイン好きだったと思うですが・・・。今やすでに時遅しって感じです(泣)。

 

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リースリングの特徴(例)

・Riesling has been described as flowery, honey-like, and complex, as well as spicy and long lasting or lingering on the palate.

・Riesling is a crisp and refreshing wine. It has various floral aromas and flavors. The most prominent being apricot, peach, pear, and lemon.

・very, very pale straw yellow color. Lychee with just a hint of apricots, peaches
and almonds make for wonderful and tantalizing aromas.

 


参考:

http://www.winecountrygetaways.com/riesling-wine.html

http://www.ppcvino.com/winery/esterlina.html

http://www.wineinstitute.org/resources/winefactsheets/article535

http://www.smithmadrone.com/wines/winefactsheets/factsheet_ries2011.pdf