ロゼ・ワインの造り方についてのまとめ

赤ワインと白ワインを混ぜたものではありません!

製造方法にはいくつかの方法があります。たくさんの情報の中からまとめてみました。 

ナパやソノマで頂くロゼは、1、3、4の製造方法だと思います・・・。

 


 1)Limited Maceration法

 最も一般的なロゼワインの製造方法。

 発酵の途中(2~3日)で色が淡ーく色づいたら、色づきの元である皮と果汁を分けて、他のタンクに移し、さらに果汁を発酵させる方法。 

 (メモ)

・≒Skin Contact,Short *1)

・ホワイト・ジンファンデル=ジンファンデルのたロゼもこの方法で造られることが多い。

 2)セニエorBleeding法 *)2

高級なロゼを造るための贅沢な造り方。

    タンクに原料用ブドウを入れ、その重みだけで自然に流れ出た果汁のみで造るロゼ。

 フランス・ロワール地方のロゼが代表格だとか?

 3)Run off法

高級赤ワインの副産物として、ロゼを造る方法。なので少量生産。

タンニンが豊富で色の濃い赤ワインを造りたいときに、発酵の早い段階で液量を減らして濃縮させちゃうことがある。この時の減らした分の果汁のみ(=副産物)を発酵させて少量のロゼを造る。色は赤みが強い。

(メモ)

”Rose from juice we drained off our Merlot and Cab to concentrate them.” 

まさにこの方法!

 4)直接圧搾法(Press法)

この方法で造られたワインをVin Gris (ヴァン・グリ=灰色のワイン)と呼ぶことがある。

黒葡萄を発酵前に搾って、白ワインと同じプロセスで造る。

果汁に多少色素が残っているので、ロゼよりもさらに淡く薄い色づきになる。

カリフォルニアでは、ブラッシュ・ワインというらしいが・・・、聞いたことないですね。

   (メモ)

2)のbleeding法は、恐らくこのpress法の贅沢版では?と思う。要するに、Gravity・・・。

 

 5)混醸法

かなり珍しい製造法で、ドイツくらいか?

黒葡萄と白葡萄を混ぜて赤ワインの製造方法で醸造するタイプ。

 6)ブレンド

発酵後の赤ワインと、白ワインを混ぜて造るロゼ。日本産のロゼはこの方法でつくられているらしい。が、フランスではシャンパーニュ地方の発泡性のロゼ(ロゼ・シャンパン)のみに許された造り方。

 

 


*1)

http://www.kikkoman.co.jp/manns/story/dictionary/dekiru.html#b03

*2)

http://winevibe.com/tips-faqs/what-are-rose-wines-and-how-are-they-made/

 

(その他参考)

http://en.wikipedia.org/wiki/Ros%C3%A9

http://www.vintagecellars.com.my/I-redwine.htm

ワイン入門、幻冬舎