Behrens & Hitchcock The Heavy Weight Napa Valley 2008


 第5回ナパ・ソノマ飲み合宿5日目の三軒目に訪問した、Behrens Family Wineryで買い付けてきたワインです。このBehrens Familyは、スプリングマウンテンという絶好の生産地にワイナリーを構えているというのに、何故かEstateにこだわらず、ナパや周辺エリアから選び抜いた原料でワイン造りを行うユニークなワイナリーです。このワインも、実際はカベルネ・ソーヴィニョン主体(80%)のヴァラエタルなのに、あえてRED WINEと謳う辺りがユニークの表れのよう(笑)。

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 今回、ナパやソノマで買い付けたワインの持ち込みデビューしてみました。そしてその記念すべき1本には、やはりこれでしょう!ということで、この超印象的&個性的なラベルのThe Heavy Weightを選んだわけです。

 

 とは言ってもね、ちょっと緊張しました、シェフに渡す時・・・。

 だって、このデザインでしょう? それに、ワイン持ち込み自体初めてだったし・・・。

 

 でもね、抜栓されてグラスと共に運ばれてきたこの子の姿が何故か誇らしげに見えたんですよ・・(汗)。そりゃそうですよね、ナパの山奥から我々に運ばれて、はるばる日本にやって来て、普通だったら家飲みされるところを、抜栓料払ってまで飲みたいワインに選ばれたのですから!

 

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 グラスに注がれた深くて濃い紫色の液体にうっとりしながら一口コクリと頂くと、甘酸っぱいチェリー様の香りと、混ざり気のないサラッとした口当たりが一気に広がります。

 

「きゃー、佐藤錦クラス!」と訳のわからないコメントをしてしまいましたが、要するに単なるチェリーではなく、最高級の佐藤錦クラスのチェリーということです!

 

 で、嬉しさのあまりグイグイ飲み進んでしまいましたが、これアルコール度数15.1%もあるんです。でも、そんなの全く感じさせないフルーティーさと飲みやすさ。これって、小悪魔的でスイスイ飲んじゃうから、後でガツンと来るタイプかも!と気づいた時には遅かったですねぇ。かなり良い感じに仕上がってしまいました。

 

 「これ浅田真央ちゃんみたいだよね。かわいいんだけど、どこか悪戯っぽさが合って!憎めない!ほんと真央ちゃんみたい!」と頻りに言っていたのだけは覚えております。

 

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 Finishも程よく長く、文句無しの1本。テイスティング時は、もう少しカベルネらしさを感じましたが、今回はそこが出てくる前に、飲み干してしまいました(汗)。 生産量僅か233ケース。造り手のこだわりが感じれる可憐で小悪魔的なワインでした!

 

ワイナリー訪問記はこちら

Mr.X :★★★★★

アオキ:★★★★☆

 

(FYI) 

Wine Advocate 93 pt.

Wine Spectator 91 pt.

持ち込みデビュー!
持ち込みデビュー!

<データ>

生産者  :Beherens Family Winery
ワイン名 : The Heavy Weight
収穫年  :2008
生産地  :Napa Valley

ブドウ畑 :

ブドウ品種:80% Cabernet Sauvignon, 10% Cabernet Franc

                and 10% Merlot

アルコール:15.1%

価 格   :$75

生産量  :233cs

ボトル

Painting by OWEN SMITH

Design by Braian Nash 

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コメント: 1
  • #1

    北爪太郎 (日曜日, 06 1月 2013 22:43)

    はじめまして。
    北爪(38歳)と申します。
    僕も17年前にナパに行き、
    一ヶ月で、80ヶ所訪問しました。
    今、「本当に自分がやりたいことはなんだ?」
    と自問自答したら、ワイン造りでした。
    本気でワイン醸造家になろうと考えています。